0778-23-0220
TOPへ

胃痛

キリキリ・ズキズキする胃痛、食後の胃痛でお悩みでは
ありませんか?

キリキリ・ズキズキする胃痛、食後の胃痛でお悩みではありませんか?「キリキリと鋭い痛みを感じる」、「シクシクするような鈍痛」、「キューッとお腹が絞られるような痛み」、「ズキズキと脈打つような痛み」など胃痛には様々なタイプがあります。
また、治療がすぐ必要なのかも胃痛のタイプにより異なります。ただちに治療を要する胃痛の場合、早めに病院を受診することが必要です。自己判断で胃痛を放置せず、原因となる病気を早くに発見し、治療を受けることが完治させる近道となる可能性があります。

ご予約はこちら

すぐ治療が必要とならない
胃痛

  • 痛みが短い時間で治まる場合
  • 一時的に痛くなるが繰り返さない場合

病院の受診が必要な胃痛

  • 胃もたれや胸やけを伴う
  • 胃痛以外にも下痢、便秘、発熱といった症状が起こっている
  • 痛みが治まったり痛くなったりを繰り返す
  • 長い時間、胃痛が続いている

至急、病院で診察を受ける
必要がある胃痛

  • 冷や汗がずっと出ている
  • 痛い部位を押して離すと痛みが増す
  • 嘔吐や吐血している
  • 急に刺されるような胃痛に襲われている
  • 歩くと痛い

胃痛の原因は
ストレスも関係している?

胃痛の原因は下記のようなことが考えられます。

乱れた食習慣

暴飲暴食、辛いものや刺激の強いものの食べ過ぎ、消化しにくい食べ物などは胃酸が多く分泌されるので、胃粘膜が炎症を起こして痛みが現れる場合があります。

生活習慣の乱れや過度な
ストレス

生活習慣の乱れやストレスを常に感じたりすることで自律神経が乱れてしまいます。自律神経が乱れると胃や腸の機能が弱くなるので、胃痛が起こる原因となります。

ピロリ菌に感染した

ピロリ菌はアンモニアを出して胃の中でずっと生き続けています。胃粘膜はアンモニアによって荒れて炎症が生じ、胃痛が起きるきかっけになります。また、ピロリ菌感染が長い間続くと、胃がん、胃・十二指腸潰瘍、慢性胃炎を発症しやすくなり、その症状として胃痛が起こる場合があります。

ピロリ菌について詳しくはこちら

ご予約はこちら

胃痛を伴う病気

急性胃炎

突然、キリキリとした胃の痛みが現れる胃炎です。その他にも、胃の膨満感、胃が重く感じる、吐き気、胸やけといった症状が現れることもあります。急性胃炎の原因になるのは、仕事などのストレス、食べ過ぎ飲み過ぎ、ウイルスや細菌感染などが挙げられます。

慢性胃炎

胃の粘膜の炎症が起きたり修復したりを何度も繰り返すと慢性胃炎を発症します。何度も繰り返すことで胃の粘膜が萎縮し、修復が間に合わなくなってしまいます。最も多い原因はピロリ菌感染で、その他にもストレスや食生活の乱れなども挙げられます。また、慢性胃炎は胃痛に加え、胃の膨満感、吐き気、胃もたれ、ムカつき、胸やけといった症状も現れます。

胃食道逆流症(GERD)、
逆流性食道炎

胃の中の食べ物や胃酸が食道へ逆流を起こし、胸やけといった症状が起きる病気です。胃食道逆流症で粘膜がただれ、欠損するびらんができた状態を逆流性食道炎と呼びます。どちらも胃痛、胸やけ、さらに口の中や奥の方に苦さや酸っぱさを感じるといった症状が現れます。
また下記のような習慣や行動がきっかけで発症する可能性があります。

  • 悪い姿勢、肥満、妊娠、締め付けが強い服装によってお腹に圧力がかかる
  • 食べ過ぎ、早食い、脂肪分が多い食事の過剰摂取で胃の内圧が上がりやすくなる
  • 食べた直後に横になることが多い

逆流性食道炎について詳しくはこちら

胃・十二指腸潰瘍

胃酸の成分は強く、胃自体を溶かすこともできる強酸性です。そのため胃の粘膜は、胃酸とともに粘液も分泌することで胃を保護して胃酸で粘膜が溶かされるのを防いでいます。通常であれば、胃の粘膜を保護する物質によって胃の粘膜を刺激する物質から胃の中を守ることでバランスがとれています。しかし、何らかのトラブルが発生してこの均衡が崩れてしまうと、胃の中を保護する粘膜の分泌が減ったり、胃酸が多く分泌されたりします。それにより、胃酸の増加で胃や十二指腸の一部がただれ落ちて欠損した状態になる可能性が高いです。

胃潰瘍、もしくは十二指腸潰瘍なのかは、粘膜の欠損が起きた部位で判断します。どちらにも共通している症状は、お腹の張り、胃痛、胃がムカムカする感じなどが挙げられます。また、胃潰瘍は食事が終わったときに胃痛が起きる傾向がありますが、十二指腸ではお腹が空いているときに胃痛が起きる傾向があります。

機能性ディスペプシア

症状は胃痛、膨満感、少ししか食べられない(すぐお腹いっぱいになる)、胃もたれなどが起こります。しかし、検査で胃の中を調べても特に異常が見つからない病気です。以前までは神経性胃炎とされていたので正しい治療を受けられませんでしたが、症状を落ち着かせるお薬が開発されたため、胃の働きをサポートできるようになってきました。症状が起こる原因には、痛みに敏感になる(知覚過敏)、胃酸が過剰に分泌される、蠕動運動の低下などがあるとされています。
日々の習慣でも発症するリスクは高まるのでストレスを溜めない、十分な休息、正しい食習慣といったことが改善のために重要となります。薬物療法では、胃酸分泌抑制薬、消化管の機能を改善するお薬を中心に使用して、補助的に漢方薬を使用する場合もあります。

胃痛の検査と診断

胃痛の検査と診断はじめに細かく症状をお伺いします。その後、胃カメラ検査、血液検査、腹部超音波検査など必要な検査を行って診断していきます。
当院では検査、診断、治療を消化器・内科医専門医である院長が行っていくので安心してお受け頂けます。胃カメラ検査では苦痛を感じる方が多くいますが、鎮静剤を使用するため、患者様の負担を軽減し、「おえっ」となりにくい経鼻内視鏡を行います。胃カメラ検査を受けた経験がなく不安な方もお気軽に一度お問い合わせください。

胃カメラ検査について詳しくはこちら

胃痛の対処法は?
当院で行う治療

胃痛の対処法は?当院で行う治療胃痛が起きて病院に行く前に様子を見る場合、下記のような行動で胃の負担を減らすことが大切です。

  • 食べ過ぎ、飲み過ぎに気を付け、消化しやすい食べ物を食べる。
  • 常温か温かい飲み物を飲むようにする
  • カフェインや辛い食べ物はできるだけ避ける
  • 市販の鎮痛剤を飲む

上記の行動を行っても痛みが治まらないときは、病院で診察を受けましょう。
また、すぐに良くなるが胃痛を繰り返す場合にも診察を受けることが重要です。

治療方法

胃カメラ検査などの結果から病気が判明した場合、病気に対する治療を開始します。
また、下記のような治療で改善を目指していきます。

生活習慣の見直し

不規則な生活リズムや食生活の乱れは胃痛の原因になるので、見直すことが必要です。また、ストレスによって胃痛が起こっている場合、ストレスの内容をお伺いして負担を軽減できるように対処法を考えていきます。

薬物療法

胃酸の分泌を抑制するお薬、胃の機能を改善するお薬といったお薬を使い分けて使用します。漢方薬も場合によって使用します。

胃痛になったときの食事

偏った食生活や食事をとらないなど極端な生活をすると、栄養の偏りが生じて体調が悪くなる場合があります。
下記でお勧めの主食や副菜を紹介するので、参考にしてみてください。

主食でお勧めの食事

柔らかいうどん、ご飯、お粥などは胃痛が起こっているときにお勧めです。パンを食べる方も多いですが、食物繊維や脂質が多いので胃痛があるときはなるべくお控えください。

メイン料理でお勧めの食事

メイン料理ではしゃぶしゃぶ、煮魚、茶わん蒸しなどが食べやすいでしょう。また、脂質の少ない食材もお勧めなので、豆腐、半熟卵、白身魚(かれい、たらなど)、赤身肉、鶏のささ身をお召し上がりください。ただし、火を通しすぎすると肉類や卵は消化が遅くなりますのでご注意ください。

副菜でお勧めの食事

野菜スープ、ポタージュ、煮浸しといった料理は柔らかく消化に良いのでお勧めです。比較的消化しやすい白菜、大根、人参、じゃがいも、かぼちゃなどを長時間煮込んで柔らかくしてお召し上がりください。ただし、食物繊維の多い食材は消化が遅くなるので避けましょう。圧力鍋を使って柔らかく煮込み、胃腸に負担がかからない料理を作るのもお勧めなのでお試しください。