定期巡回・随時対応
サービスとは?
介護が必要な方が、住み慣れた地域で生き生きと自分らしく、尊厳を保ちながら安心した生活を送れることを目的に創設された地域密着型サービスです。
1日に複数回の訪問が可能で、身体介護を中心に定期の訪問介護を行います。
看護事業所と連携し、月1回の頻度で看護師が身体状況を確認させていただきます。
また、定期の訪問介護以外の時間に介護が必要な場合や緊急時は、ご自宅に設置した緊急コールで24時間いつでも介護事務所に繋がります。
必要に応じて随時の訪問を行います。
時間の変更や追加の訪問が柔軟にできるので、必要なタイミングで必要な支援を受けられます。
「1日3回の内服が難しくなり、内服をその都度確認してほしい」とのご要望や、「食事の準備と排泄のお手伝いの訪問」、「デイサービスの送り出しや帰宅時の介護」、「退院直後の体調が不安定な時のご利用」など、柔軟な訪問で対応が可能です。
当事務所では2023年4月より、越前市より指定をいただき、定期巡回・随時対応サービスを開始しております。
病院から退院後の生活が不安という方、家族だけの介護では大変という方はご相談ください。
対象者
越前市にお住まいの要介護1~5の方
どんな方が利用していますか?
case 1 生活リズムを整えたい方
食事や飲水・内服・トイレを忘れてしまう、1人ではできないなどで、生活が成り立っていないご利用者も、ヘルパーの声掛けで生活リズムが整い、薬も飲めるようになり体調が安定しています。
case 2 水分補給や室温調整が必要な方
1回の飲水が少なく脱水症になりやすいご利用者も、こまめな水分促しと室温調整で在宅生活を続けています。気密性の高いマンションでは四季を通して脱水症の危険性はあります。
case 3 自分のことはなるべく自分でやりたい方
家の中で動くことが少ないご利用者も、一緒にトイレまで歩いたり、お掃除したり、体を動かすことで、今できることをいつまでもできるようにしていきます。
case 4 退院直後の方
退院したけど不安がいっぱいで自信がないというご利用者もヘルパーの訪問や看護師へ相談することができます。緊急時にはヘルパーが随時訪問します。
24時間365日安心の
サービス内容
サービス1 定期巡回サービス
ご利用者のお宅にヘルパーが1日複数回訪問します。短時間でも訪問が可能です。ご利用者の生活リズムに合わせてサービスを提供します。
サービスの具体例
- 起床・就寝介助
- 体位交換
- 水分補給
- 安否確認
- 転倒介助
- 身体の清拭・更衣
- トイレ誘導/排泄介助
- 入浴介助
※生活援助については、ご相談ください。
サービス2 随時対応サービス
ご利用者には通信機器を用意し、オペレーターが24時間365日いつでも通報を受付けます。オペレーターが通話の内容を判断し、必要に応じてヘルパーを向かわせます。
サービス3 随時訪問サービス
随時対応の結果、オペレーターが必要と判断したときには、ご利用者のお宅にヘルパーが訪問します。
※随時訪問の目安:転倒して動けない、高熱や息苦しさなど、急に体調が悪くなった、ベッドから落ちて起き上がれない、不安があって落ちつかない場合など。
サービス4 訪問看護サービス
サービス利用方法には2通りあります。どちらの方法でも、介護と連携し、健康面もサポートいたします。
① 月1回のアセスメント
- 医師からの指示書なし
- 介護の包括報酬に含まれる
- 医療処置はできない
② 週1回からの訪問
- 医師からの指示書が必要
- 看護の報酬が必要
- 医療処置ができる
利用料金表
定期巡回·随時対応型訪問介護看護II
要介護度別 利用料金 |
要介護1 54,460円 |
要介護2 97,200円 |
要介護3 161,400円 |
要介護4 204,170円 |
要介護5 246,920円 |
---|---|---|---|---|---|
(1割負担) 介護保険給付 |
49,014円 | 87,480円 | 145,260円 | 183,753円 | 222,228円 |
(1割負担) 自己負担額 |
5,446円 | 9,720円 | 16,140円 | 20,417円 | 24,692円 |
※当事業所と同一敷地内に居住する方については600単位が減算されます。
通所サービス利用時の減算額(1日当たり)
介護度 自己負担1割 |
要介護1 -62円/日 |
要介護2 -111円/日 |
要介護3 -184円/日 |
要介護4 -233円/日 |
要介護5 -281円/日 |
---|
短期入所サービス利用時の減算額(1日当たり)
介護度 自己負担1割 |
要介護1 -179円/日 |
要介護2 -319円/日 |
要介護3 -529円/日 |
要介護4 -669円/日 |
要介護5 -810円/日 |
---|
加算について
加算名 | 加算の内容 | 1割負担の場合 |
---|---|---|
①初期加算 | 登録した日から起算して30日以内の期間については1日につき加算されます。 30日を超える入院をされた後、再び利用を開始した場合も同様です。 |
1日につき 30円 |
②総合マネジメント 体制強化加算 |
厚生労働大臣が定める基準に適合している事業所が、 当該サービスの質を継続的に管理し、医師、看護師、介護職員など 多様な職種と連携する為の体制構築に対しての加算 |
1月につき 800円 |
③サービス提供体制強化加算(1) | 介護職員の介護福祉士比率が60%以上を占め、 従業者ごとに研修計画を作詞、実施または予定がある。 概ね 1 ヶ月に1回会議を開催 している場合に算定。 |
1月につき 800円 |
④同一建物減算 | 事業所と同一建物に居住する場合 | 1月につき -600円 |
⑤介護職員 処遇改善加算 |
1月あたりのサービス利用料に通所、短期入所利用時の減算、 ①~③の該当加算の合計額の24.5% |
※②、③、⑤については、区分支給限度額対象外となります。
よくあるご質問
今、週に2回利用しているデイサービスは、継続できますか?
継続できます。
それぞれ別報酬になりますが、デイサービス、ショートステイ、訪問入浴、訪問看護ステーション以外の訪問リハビリ、福祉用具は、定期巡回・随時対応サービスと併用して利用できます。
※定期巡回・随時対応サービスの月額報酬は日割減算があります。詳しくはお問い合わせください。
独居の母親が夜中に不安になって頻繁に電話をかけてきます。家族は遠方に住んでいますが、相談できますか?
ご利用者には通信機器を用意し、24時間オペレーターと話すことができます。
独居の方は一人で不安なことも多く、オペレーターと話をするだけでも安心し、落ち着いて生活することができます。必要に応じてヘルパーが訪問しますのでご家族も安心です。
1度契約をしたら、ずっと使わないといけませんか?
状態が安定して1日複数回の訪問が必要なくなれば、月の途中でも訪問介護やその他のサービスへ移行することができます。
再度、状態悪化時に定期巡回・随時対応サービスに切り替えるなど、柔軟にサービス変更できます。
訪問介護との違いはなんですか?
大きな特徴が2つあります。
1つ目は、安否確認や服薬確認などの短時間の訪問が可能です。訪問介護ではサービスとサービスの間を2時間以上空ける必要がありますが、定期巡回・随時対応サービスでは、必要な時に必要なサービスを受けることができます。
2つ目は、通信機器を用意し、24時間365日の緊急時の連絡体制を設けられます。