どんなときに消化器科や消化器専門外来を受診しますか?
消化器専門外来の受診をおすすめするタイミングは、以下のような場合です。
消化器症状が続く場合
胃痛、腹痛、吐き気、食欲不振などの症状が長期間続く場合、消化器専門外来を受診するべきです。
消化器疾患の既往歴がある場合
過去に消化器疾患(例:胃潰瘍、胃炎、大腸炎など)がある場合、再発する可能性もありますので、定期的に消化器専門外来を受診することが重要です。
検査の必要性がある場合
大腸カメラ検査など、消化器系の疾患の検査が必要な場合は、消化器専門外来へ行きましょう。定期的な検査は、早期発見や治療の効果を高めることにつながります。
不安がある場合
消化器に関する不安や疑問がある場合、例えば食事や生活習慣に関連した相談や健康アドバイスが必要な場合は、消化器専門外来を受診して専門家の意見を聞きましょう。
消化器科と胃腸科の違いは何ですか?
消化器科と胃腸科は、日本国内で使われる用語の違いですが、一般的には同じ意味として使われることが多いです。ただし、細かなニュアンスの違いが存在する場合もあります。
一部の医療機関では、「消化器科」と「胃腸科」を若干異なる専門領域として位置付けることもありますが、その違いは一貫していません。 一般的に言えば、消化器科または胃腸科は、消化器系の疾患や症状を診療する専門領域であり、胃、腸、肝臓、胆のう、膵臓などの消化器系に関する疾患やトラブルに対して診断や治療を行います。 具体的な症状や疾患によっては、胃炎、胃潰瘍、大腸炎、胆のう炎、肝炎、膵炎など、それぞれの部位に特化した専門医が担当するケースもあります。
ただし、一般的には、「消化器科」と「胃腸科」は同じ専門領域であり、消化器系に関連する広範な疾患や症状を診療する診療科の名称として使われることが一般的です。どちらの診療科でも、消化器の健康状態や病気に関しての診断や治療を行うことができます。
消化器内科の初診で何をするのでしょうか?
一般的には問診や簡易的な検査を行い、薬が必要であれば薬を処方します。どのような症状で来られるかによって変わるため一概には言えません。 現在服用中の薬の一覧や既往歴、症状のメモや質問リストを持参いただくとスムーズに診察が進められます。
消化器系の病気にはどんなものがありますか?
消化器系の病気はさまざまな種類があります。下記は一部の例です。
- 胃・食道関連疾患:胃炎、胃潰瘍、逆流性食道炎、食道狭窄、食道癌など。
- 小腸・大腸関連疾患:クローン病、潰瘍性大腸炎、過敏性腸症候群、大腸ポリープ、大腸がん、便秘や下痢の慢性化など。
- 肝臓関連疾患:肝炎(ウイルス性、アルコール性、薬物性など)、脂肪肝、肝硬変、肝臓がんなど。
- 膵臓関連疾患:膵炎、膵臓がん、インスリン依存型糖尿病(タイプ1糖尿病)など。
- 胆のう・胆管関連疾患:胆石症、胆嚢炎、胆管炎、胆のうポリープ、胆のうがんなど。
腹痛がいつまで続くと病院に行くべきですか?
数週間から1ヶ月以上にわたり、腹痛が持続している場合は、専門医の診察をお考えください。症状が軽くても、1ヶ月以上の継続する下痢がある場合には、潰瘍性大腸炎やクローン病、または甲状腺疾患などの可能性があるため、検査をおすすめします。自己判断せず、的確な診断と治療を受けるためにも、医師の診察を受けることをお勧めします。
元気なのに下痢が続く大人は何科を受診したらいいですか?
消化器内科を受診してください。もちろん当院でも、診察いたします。 重篤な病気が隠れている可能性もあるため、我慢せずに受診することをおすすめします。